赤ちゃんが大きくなっていくと「離乳食」「幼児食」へと変わっていきます。
離乳食と幼児食の違いについて書いていきたいと思います。
離乳食
赤ちゃんの発育に伴って、母乳やミルク以外の食物から栄養を補給する必要がでてきます。
それを補うのが離乳食です。
離乳食を進めていくことで、赤ちゃんは噛むこと飲み込むことを覚え、消化機能も発達していきます。
離乳食には赤ちゃんの五感を豊かにし、心身を成長させる役割があります。
色々な味や舌触り、自分で食べる楽しさを経験することが、将来の食生活の基盤になります。
幼児食
離乳食を終えた1歳頃から5歳頃までの食事を幼児食と言います。
まだ大人と同じ大きさや硬さ、味付けのものを食べるというわけにはいきません。
心身ともに発達が盛んな子どものペースに合わせた食事を取ることは、子どもの体の成長や味覚の発達などを促す役割をもちます。
周りの人と一緒に食べることで、食べることへの興味や楽しみ、食事のマナーなどを学びます。
間食
間食=お菓子ではないですよ。
赤ちゃんの場合、1回に食べる量が少ないので、間食して足りないエネルギーや栄養素を補う軽い食事のことです。
成長に合わせて様々な形や色、大きさ、食感を体験することができるようになります。
3歳をすぎるといわゆる「おやつ」としての楽しみに変えていき、好きなものを楽しく食べる経験をさせてあげましょう。
くれぐれも、食事を妨げない程度の量とタイミングが重要です。
赤ちゃんは、1年くらいかけて「取り込む」「噛む」「飲み込む」を練習していきます。
大人の食事に興味をもったり、よだれを出すようになったら、離乳食を始める合図だと思ってください。
離乳食で大事なのは、赤ちゃんの様子をよくみて、焦らずゆっくりと進めていきましょう。また、食べさせる人が「食べることは楽しい!」と赤ちゃんに伝えていきましょう。
離乳食についても個人差があるので、最初から調子良く進む子もいれば、一生懸命作っても食べてくれないなど様々です。
私の息子は、一生懸命作った離乳食は本当に少ししか食べてくれなくて、何度も泣きそうになりました。
こんなときはパパの出番です。
パパの役割
パパも一緒に「おいしいね」って言いながら楽しく食事をしてください。
食べることが楽しくなるように工夫してみてください。私の夫はスプーンを持って「電車が出発しまーす。ガターん、ゴトーん、とうちゃーく!」なんて言って食べていました。
これをやったときはよく食べてくれました。
ママは、一生懸命作ったのに食べてくれない子どもに食べさせようと必死になってしまいますので、パパがサポートして「楽しい食事」になるように心がけましょう。
離乳食4つのステップ
パパも離乳食の流れを知っておいて損はありません。わが子が今どんな時期なのかを知っておくことは、ママのサポートにもつながりますので是非覚えておきましょう。
- ゴックン期(5〜6ヶ月頃)
1日1回。(ポタージュ状の離乳食)
アレルギーの心配が少ないお粥から始めます。栄養の中心は母乳やミルクです。
唇を閉じてゴックンと飲み込む練習をしています。
- モグモグ期(7〜8ヶ月頃)
1日2回(豆腐くらいの硬さの離乳食)
柔らかいものなら舌で上あごに押しつけてつぶして食べれるようになります。
食べる楽しみを覚えています。
- カミカミ期(9〜11ヶ月頃)
1日3回(柔らかいバナナくらいの硬さの離乳食)
奥の歯茎で食べ物を噛めるようになり、手づかみ食べも始まります。
「自分で食べたい」意欲を大切にしましょう。
パクパク期(1歳〜1歳6ヶ月頃)
1日3回の離乳食と1〜2回の間食(肉団子くらいの硬さの離乳食)
前歯でかじり取ったり、手づかみ食べを十分にできるようになります。
徐々にコップやスプーンを持たせてあげてると使えるようになっていきます。
以上ざっとした流れになります。ぜひパパのみなさんも知っておいて、ママのサポートをしてください。
コメント