1歳未満の離乳食期の赤ちゃんには与えてはいけない食材がいくつかあります。
子どもと大人は体の仕組みが違います。
特に、乳児は体の仕組みが大人のように整っていません。自ら危険を察知し、回避することもできません。
だからこそ、子どもを守るのは大人の責任です。パパとママが、子どもにとって危険な食材を把握しておく必要があります。
子どもにとって衛生面・安全面で危険がつきまといます。調理については次の2点に注意し、配慮しましょう。
食材の安全性
大人にとっては何も問題がなくても、子どもにとっては危険であったり、避けた方がよい食材が存在します。
子どもは体が小さく、抵抗力も低いので、食材の影響をダイレクトに受けてしまいます。
常に新鮮な食材、安全な食材を使用する意識を持ちましょう。
食べ物の調理方法
子どもにとってふさわしくない調理方法や避けた方がいい調理法があります。
例えば、乳幼児の時期は「お刺身などの生食は避けた方がよい」でしょう。
また、お団子は、喉に詰まらせる可能性があるので避けましょう。
食材の切り方や大きさもポイントです。子どもの体や発達に合わせた調理方法で行いましょう。
離乳食スタート期に生果汁はあげない
離乳食を始めると、最初は重湯をあげます。それと一緒にりんごやみかんを絞った「生果汁」を上げることがスタンダードとされていた時期もありました。
今では生果汁がアレルギーの元になる可能性があるとのことで、推奨されていません。
「卵、牛乳、小麦」は3大アレルゲンと呼ばれているので、注意しましょう。
初めての食材を上げるときの注意点
アレルギーを怖がっているだけではいけません。子どもが食べても大丈夫な物かどうかを確認しなければいけないときがきます。
その時の対処方法ついては
- 必ず1さじだけにする
- 病院が開いている午前中に与える
など慎重に行いましょう。
離乳食NG食材
- エビ・カニ
いわゆる甲殻類です。アレルギーを起こしやすい物の一つです。幼児になってから様子を見ながら食べさせてください。
- はちみつ
ボツリヌス菌が含まれている場合があります。腸が未熟な乳児は、このボツリヌス菌が原因で中毒を起こす可能性があるので、1歳すぎるまでは避けましょう。
- 山芋
アクが強くて子どもには刺激が強い食べ物です。大人でも口の周りが痒くなったりするので、1歳をすぎるまでは避けましょう。
- 貝
ノロウイルスによる食中毒の可能性があります。加熱をすればよいのですが、乳児には避けましょう。
- カレー
香辛料が多く使われています。子ども用もありますが、あまり刺激の強いもの、辛いものは避けましょう。
- もち
材料に問題はないですが、喉に詰まらせる可能性があります。咀嚼の力ができてきたら小さくして食べさせましょう。
- ゼラチン
タンパク質が多く含まれているので、乳幼児の未熟な消化機能ではうまく分解できません。
1歳をすぎるまでは避けましょう。
- そば
そば粉によって、アレルギー反応が強くでてしまう可能性があるので、離乳食時には与えないようにしましょう。
結構な種類離乳食NGとなっていますので、注意してください。
ちょっと前にも触れましたが、「卵、牛乳、小麦」は3大アレルゲンと呼ばれているので注意してくださいね。
アレルギー症状についても簡単に触れておきます。
食物アレルギー
食物アレルギーとは、体内に入ってきた異物に対して抗体を作り、自分の体を守ろうとする免疫反応のことです。
幼い子は消化機能が未成熟なので、様々な食物に対してアレルギー反応が起こる可能性があります。
食物を食べてすぐに、呼吸困難やけいれんなどの重篤な症状を引き起こす(アナフィラキシーショック)可能性があるので注意が必要です。
主な食物アレルギーの症状
- 消化器
下痢・嘔吐
- 目
かゆみ・充血
- 皮膚
湿疹、じんましん
- 口腔
イガイガ、腫れ
- 呼吸器
せき、呼吸が苦しい
- 全身
ぐったりする、意識障害
症状にも個人差があるので、新しい食べ物を食べさせるときはひとさじルールを守り、様子を確かめてから食べさせるようにしてください。
子どもを守ってあげられるのは親だけです離乳食NG食材や3大アレルゲンは覚えておいて損はありません。
いつもと様子が違うときはすぐに、かかりつけ医や病院へ受診させてください。
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