子どもが事故で命を落とすケースというと外出先での交通事故などをイメージする人も多いと思います。
実は家庭の中での事故が最も多いと思います。ベッドや椅子、ソファー、階段などからの転落や転倒、お風呂や水遊び、プールなどでの溺死、柔らかい布団などによる窒息もあります。
誤飲による窒息事故も起こります。
「ちょっと目を離した隙に」「出かけようとしてバタバタしていたら」「動けないはずなのに」「夫に子どもを見てもらっていたら」などちょっとした時間や予想外のことなどといったものがあると思います。
事故が起きない環境を整えよう
パパもママも子どもの安全・安心を心配して常に気をつけていると思います。
それでも一瞬も子どもから目を離さずにいるというのは現実的に無理だと思います。
そこで、ちょっと子供から目を離したとしても事故が起きないように、安全な環境を整えること、もしかしたら・・・想像力を働かせ、事故に結びつきそうな状況を可能な限り排除することで、事故を未然に防ぎましょう。
子どもの成長に応じた事故防止ポイント
- 0〜1ヶ月頃
窒息の心配があるので、柔らかい布団に寝かせることを避ける。
タオルが顔にかぶってしまう可能性があるので、周辺に置かない。
- 2〜3ヶ月頃
ベッドやソファーからの転落に注意。
ベビーベッドは柵を上げたり、床に布団を敷いて寝かせる。
- 4〜5ヶ月頃
手の届くところに、鋭利なもの(ハサミやカッター)やポット、アイロンなどを置かない。
誤飲の原因になるような小さな物は床に置かない。
- 6〜7ヶ月頃
首などに巻きつくと危険なので、長い紐をもたせない。
スタイ(よだれかけ)の紐にも注意
- 8〜9ヶ月頃
階段に柵をして転落防止を。
ストーブやヒーターにも柵をして、触れられないようにする。
- 10〜11ヶ月頃
ぶつかっても大怪我しないように、家具の角などにクッションテーブルなどを取り付ける。
- 1歳頃
テーブルクロスなどをひっぱる可能性がある。
味噌汁や鍋物料理や、大人が飲むコーヒーなどにも注意。
- 2歳頃
転落防止、ベランダに出られないようにする。植木鉢やバケツなどベランダに踏み台になるようなものを置かない。
家の中の危険ゾーン
リビング
- カーペットにつまずく(カーペットは敷かない、端をテープで停める。
- 誤飲予防のため、タバコや薬は室内に置かない。
- ドアの開閉部分に指を挟まないように
キッチン
- コンロなどは、誤って点火しないようにチャイルドロックをかけておく。
- 包丁やハサミ、食器などは、手の届かないところに置く。
- ポットや炊飯器、ウォーターサーバーの熱湯に注意する。
浴室
- ドアを閉め、できれば鍵をかけておく。
- お風呂のフタや椅子に注意する。上に乗って湯船に転落する可能性がある。
- 10cm以下の水でも溺れてしまうため、入浴時に短時間であったも1人にしない。
- シャワーの蛇口に注意。触って熱湯を浴びる可能性がある。
寝室
- 大人用ベッドからの落下やベッドガードに挟まる危険もある。
- ベビーベッドの場合、転落事故防止のため就寝時には必ず柵をあげておく。
洗面所
- 歯ブラシを持ったまま立ち歩かせない。転んで歯ブラシが喉に刺さる危険がある。
- 洗剤などを置いている棚は開けられないようにする。
- 子どもが手洗いする場合の踏台は、安定感のあるものを用意する。
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